日本野鳥の会札幌支部 支部報

カッコウ

日本野鳥の会札幌支部 支部報

カッコウ

2025-1・2月号

ハギマシコ(Leucosticte arctoa)2021年1月 南区真駒内公園 撮影・島田 明英

2025.01.01 第454号

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— もくじ —

モズ
2025年1月号 行事案内

2025年1月と2月の行事予定

探鳥会は会員以外も参加可能!!(申し込みは不要です) 探鳥会は会員以外の方も参加可能です。お友達なども誘って、多数ご参加ください。探鳥会参加費は会員無料、会員以外は300円です。小中学生は会員以外でも無料です。 感染症等…

 マガモ 撮影場所:月寒公園 撮影日時:R061105 11:30ごろ
2025年1月号 事務局だより

事務局だより

切手のご寄付を有難うございます 切手現物をご寄付いただき大変助かっております。引き続き切手、未使用のテレフォンカード、未使用・書き損じの葉書や年賀葉書がございましたらご寄付をお願いいたします。全て発送料として使用いたしま…

オンコの実の赤いところは捨てて、中の種の中身を食べるところをジーッと観察できました! 
2025年1月号 特集記事 1

2023年度 探鳥会のまとめ

2023年度の探鳥会 コロナ禍の影響で、探鳥会は2020~2021年度は年間数回しか実施できず、2022年度も5月までは自粛を余儀なくされてきました。しかし、2023年度はやっとその影響から抜け出すことができ、コロナによ…

ダイサギ 撮影場所:月寒公園 撮影日時:R061128 12:00ごろ
2025年1月号 連載記事 1

私の鳥絵日記

今回は、ジョウビタキとオナガのお話です。オナガ、住宅街にいるんですね。北海道の人はありがたがって見るかもしれないけど、地元の人は見向きもしないのかなぁ。

キンクロハジロ

探鳥会の感想

10月13日(日)円山公園定例探鳥会 参加者78名 出現種17種 今回初めて探鳥会に参加しました。これまでも円山公園を散歩することはありましたが、さほど珍しくない鳥は素通りしてきていました。今回は先導していただいた方の説…

雪が積もるとスズメも餌探しが大変です。数羽のスズメが地面に降りて盛んに食事をしていました。
2025年1月号 探鳥会記録

2024年10、11月の探鳥会記録

2024年10月の探鳥会出現種 日付 2024/10/06 2024/10/13 2024/10/26,27 場所 西岡水源池 円山公園 八戸航路 天気 快晴 晴れ 曇り メッシュコード 6441-333 6441-42…

バン幼鳥
2025年1月号 その他 1

白旗山伐採についての要望書を提出

清田区白旗山の森林が大規模に伐採された件について、森林の保全を求めるため札幌市に下記の要望書を提出した。提出に際しては猿子支部長が出向き、11月18日午後3時より、札幌市緑化推進部にて、鳥類調査報告書などの関係書類ととも…

 じっと待っていると比較的近くに来て、リラックスしている姿を撮ることができました。
2025年1月号 カッコウ通信

10、11、12月の活動記録

事務局日誌 10月12日(土) 中村眞樹子さんカラス写真展 17日まで紀伊國屋書店札幌本店にて。 10月13日(日) 円山公園定例探鳥会(実施) 10月26日(土) カッコウ11・12月号発送 10月26~27日(土・日…

長い時間枝の先端に止まって、上を見たり、回りを見渡したりしていました。
2025年1月号 みんなの写真

2024年11、12月の写真

札幌もすっかり冬景色です。雪が多いと鳥たちもたいへんそう。いつもご投稿ありがとうございます。今年も、野鳥の様々な表情を届けていただけました。2025年もよろしくお願いいたします。

 初めて見ました、渡の途中なのでしょうか? メスと思うのですが図鑑を見たらオスの若鳥の可能性もあるのですね。 可愛くて嬉しくて投稿します

ご近所の野鳥情報

近所で見かけた野鳥の情報を教えて下さい。みんなで情報共有いたしましょう。野鳥情報の下に先月と先々月の情報をまとめています。 12月は清田区の情報が届いております。探鳥会以外の場所の野鳥情報は、大変ありがたいです。 送信フ…

 ハクセキレイ 撮影場所:月寒公園 撮影日時:R061217 13:30ごろ

お便りコーナー

みなさんのお便り、コメントも募集中です!感想、雑談、お悩み相談、書き込みお待ちしてます。 新しく入会された方もご感想をいただけるとうれしいです。野鳥に関するご質問もこちらまで。たぶん誰か詳しい人が答えてくれます。 さて、…

2025年1月号 野鳥三面記事

野鳥三面記事

シギはシギでも (西区発) 昨秋はドングリが豊作だった。 ドングリ好きのSさん、西区の公園でドングリを拾っていると、虫がくっついたドングリに気が付いた。虫の体は1㎝足らず、長いクチバシがついている。クチバシをドングリに突…

遊歩道近くで停まっていました。何を見ているのでしょうか。
2025年1月号 編集後記

編集後記

2、3年前からヤブサメのさえずりが聞こえにくくなったのには気がついていた。今年はさらにアオジの地鳴きなども聞き取りづらくなり、加齢をひしひしと感じる。実際に野外で野鳥の姿が少なくなるのに加え、個人的には高い声の鳥から絶滅…

— 今月のおしらせ —

新年のご挨拶

支部長 猿子正彦

明けましておめでとうございます。昨年は新型コロナ感染の影響から抜け出し、探鳥会などの支部行事は滞りなく進めることが出来ました。これも会員の皆さまのご協力とご厚情の賜物と感謝申し上げます。

今年はへび年(巳年)です。野鳥にとっては天敵として嫌われる存在ですが、由来を調べると「巳」という漢字は胎児の形から派生しており、「新しく産まれてくる」「将来・未来がある」「子孫繁栄」「家族が平和になる」といった意味があります。また、脱皮を繰り返して成長していく生き物であることから、「再生する力」や「無限の可能性」のイメージも持ち合わせています。昔の人々は、その逞しさとしたたかさを兼ね備えた蛇を神の使いとして尊重し干支に加えたのでしょう。残念ながら嫌われることが多いため、動物園などでは入り口から少し離れた場所に展示されています。

さて、昨年は山野の木の実が豊作でした。ドングリやブドウ、ナナカマド、アズキナシなどが豊富に実り、冬鳥の渡来が楽しみです。マヒワやベニヒワ、イスカ、ギンザンマシコ、レンジャク類、ツグミ類など、木の実のなりが良かった年は大きな群れや珍しい種類の渡来が期待できます。過去の記録を見ると、11年前の2014年1月から3月は市内のあちこちでイスカ、ベニヒワ、マヒワ、レンジャク類などが観察されています。

残念ながら環境汚染や環境破壊はなかなか止まりませんが、野鳥を守ることは人の環境も守ることに繋がることを信じて、引き続き皆さまの応援を願う次第です。継続こそ力なりです。本年も皆さまと野鳥たちにとって幸多き一年となることを祈っております。

頭にみかんを乗せたシマエナガ